ミト、すごいね。

ちょっと古い記事になりますが、ナタリーの特集記事で、クラムボンのミトが取り上げられていました。
http://natalie.mu/music/pp/clammbon02

いろいろな音楽雑誌を読んでいても、ミトはアニメが好きだということが書いてあったし、僕がCDで買った竹達彩奈♪の国のアリス」でもベーシストとして参加していたりするから、そういうテリトリーも持っているんだなということは、知ってはいたのです。

しかし、ナタリーの記事を見て、ビックリした。自分に近いと思った。

まず、原点に永野護ファイブスター物語』があるということ。これは、僕も同じ。
僕の場合、たぶん中学3年生のころだと思うのだけど、友人のK君から1巻と2巻を借りて、そこからハマって、自分も1〜2巻を買ったのかな。
いわゆるガンダムっぽいロボットの形状とは異なる、何というか、美、としかいいようのないロボット(作中ではモーターヘッドと呼ばれている)が僕の心を捕らえましたね。
そしてファティマ。視覚的に僕の心を捕らえただけではなく、騎士とファティマとのあの関係に、萌えました。
それから、マンガの描線が細い。これは自分がこれまで読んでいた少年誌のマンガのものとは全く違っていて、こんな絵が描ける人がいるのか、と本当に驚きました。

ミトはダグラス・カイエンのようなサイケな服を実際に着ていたようですが、僕はそれはできなかった。
僕は、ボード・ビュラードのような無精髭を生やしたいなあ、と中学生の時に思っているだけの、奥手でした。

あと「自分に近い」と思った点は、観たり聴いたりする作品が増えてきて時間がなくなるときにどうするのか、というインタビュアーの質問に対し、

「寝なきゃいいんじゃないかな」としか思わないですね(笑)。

と答えたところです。いや〜、ホント、そうですね。

音楽でも成功し、そこからアニメ文化にも関わっている、そんなミトに、本当に感心するばかりです。
僕の場合は文学研究・文化研究という場にいるわけですが、そういう経緯を自分も歩んでいければな、と思っています。