2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ETVの細野さん特集を見て考えて

そう言えば、この前の日曜日の夜に、ETVの特集で細野晴臣さんを取り上げていました。そして、それを見て色々と感じたことを思い出しました。 いま我が家には録画機能を持つ機械がないので、TVを見ることは“一回性”の出来事なのです。だから、割と集中して…

コミュニケーションの物語

金曜日のゼミは、村上春樹「神の子どもたちはみな踊る」と太宰治「トカトントン」について、二人の学生がそれぞれ発表してくれました。2作品の共通点を強引に指摘するとなると、それは「コミュニケーションの物語」ということになるかもしれない。「神の〜…

歓送迎会(僕にとっては送別会)

先週の金曜日は、前任校の国語科の歓送迎会でした。僕にとっては送別会になります。詳しいことはここには書けない(書けやしない)けれど、いつも同様、本当にスリルのある会でした。 久々に旧交を温めることができて楽しかったし、いい仲間たちに囲まれてい…

自分なりの物語を

先ほど、ゼミが終わりました。今日は村上春樹「蜂蜜パイ」と川上弘美「夏休み」についての発表でした。 寓話的要素の強い両作品を、発表担当の学生さんは自分なりの解釈(物語)で描きだしてくれました。 それらの物語をより客観的(恣意的じゃないという意…

教職関係の講演会

今日(土曜日)は、教育実習に向かおうとする4年生を対象とした、教職関係の講演会がありました。講師を務めてくれたのは、現在専任教員として頑張っている卒業生や、昨年教育実習を経験した卒業生でした。みんな、大変だったことや工夫したこと、そしてや…

昨日のゼミ

昨日(金曜日)のゼミでは、太宰治「桜桃」と川上弘美「離さない」の発表でした。学生によるゼミ発表はこれがスタートだったので、担当してくれた2人の学生さんは手本とする学生発表がないまま発表してくれたので、手探りだったでしょう。「桜桃」を発表し…

「ネタ」について

今日は非常勤先で、「メタ」とか「ネタ」とか「ベタ」とかの話をしました。 説明後、学生に、身近な出来事の中で「ネタ」として行われていることについて挙げてみて、というお題を出したんだけど、…僕の説明が悪かったのかもしれないけれど、それはちょっと…

マンダラートを見ながら

先々週の学部1年向けのゼミの時間に学生に書いてもらった、「マンダラート」(のようなもの)を眺めながら、それにコメントをつける作業をしてました。いま終了。マンダラートを通じて、みんなが自らの思考の傾向をうまく掴まえながら、アニメや小説などを…

capsule 聞きながら

いま、cupsuleの過去のアルバムをとりあえず聴きまくっている最中。真夜中、椅子に座って体をほとんど動かすことなく(目と指はしきりに動いてるけど)。ダンスミュージックをクラブで体を揺すりながら聴く、のではなく、ほとんど体を動かさずに聴いたとき、…

模擬授業を聞いて

昨日(7日)は、先週に引き続き、教育実習を行う予定の4年生による「模擬授業」を聞いてきました。いわゆる教育実習生への事前指導です。僕自身は(非常勤講師時代を入れると)11年間、高校の教壇に立って国語を教えてきました。11年もやっていると、何を…

「花野」論は終わった

とりあえず、ゼミでの自分の「モデル発表」は終わった。 あとは学生のみんなに研究発表をしてもらうことに。自分自身としては今回の発表は消化不良なんだけど(ひねくれた論理だったと思う)、初出にあたることの大切さや、先行研究を検討することの難しさを…

まだまだ「花野」論

今日は徹夜になりそう。まだまだ「花野」論が終わらないのです。本文の中だけで身体論を展開するには、ちょっと情報量が少ないかな。 ムリヤリ論を展開すると、「花野」を利用しようとしている部分が出過ぎてしまう。 電気が出てくるわけにはいかないから、…

川上弘美の「花野」は…

いま、金曜日のゼミで学生のみんなに「モデル」を示すための発表の準備をしているところ。 川上弘美の「花野」(中公文庫『神様』所収)について発表します。 先行論(あんまり集めていない)を眺めてみると、非実体的な存在との関係そのものが描かれている……

本日より開設

今日からブログを始めます。5月3日は朝から、前に務めていた学校の「弁論大会」の審査員をしてきました。 若い弁士の弁論を聴いて、やっぱ「発信する」って大事だな、と。僕も何か、自分の研究していること(日本近現代文学とか音楽文化とか)について発信…