2016-01-01から1年間の記事一覧

ダニエル・アラルコン『夜、僕らは輪になって歩く』読了

かなり時間がかかったのですが、ようやく読了しました。 ダニエル・アラルコン『夜、僕らは輪になって歩く』(新潮社、藤井光訳)。 かなり充実感はあったのですが、ズシンと来るというよりは、苦い味がじんわりと口の中に広がる感じですね。読了感は。かつ…

最近読んでる本 ダニエル・アラルコン『夜、僕らは輪になって歩く』

久しくブログを更新していなかったわけですが、それは何もしていなかったからではなく、読書感想を書きたいものの、本が読み終われないからなのです。今読んでいるのは、ダニエル・アラルコン『夜、僕らは輪になって歩く』(新潮社、藤井光訳)です。 この小…

新年度の近況報告

簡単な近況報告。Facebookにも報告したことですが、こちらのブログでも同じことを載せます。新年度も始まり、新しい学生との出会いの季節となりました。 僕も楽しく授業ができればいいなと思っています。ここ何年か、僕が非常勤講師として勤めている愛知教育…

伊坂幸太郎『ガソリン生活』(朝日文庫)読了

外国文学を読んだ後、今度は日本の作家の小説を読もうと思い、書店で手にしたのが、伊坂幸太郎『ガソリン生活』です。 僕は朝日文庫版(2016年刊行)を購入して読みましたが、単行本は2013年に朝日新聞出版から出ているのですね。伊坂作品は、これまでにもい…

エイモス・チュツオーラ『薬草まじない』読了!

以前このブログ上でも『薬草まじない』が面白い!ということを報告していたと思います。 (そのときの内容は、http://d.hatena.ne.jp/toyonaga_ma/20160304/1457039068 ) それがようやく読み終わりました。子がなかなか身ごもらない妻のために、主人公が家…

昨日は卒業式

昨日(3月15日)は、僕の本務校・椙山女学園大学の卒業式でした。 その前日は天気が悪かったので、どうなることかと思っていましたが、卒業式当日は見事に晴れましたね。 卒業生は晴れ着を着たりするから、天気が悪いと最悪ですからね、良かったです。 でも…

「浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる」観賞

昨日(2016年3月9日)世田谷文学館に行き、「浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる」を見てきました。世田谷文学館というのは、実は僕は初めて行きました。 新宿駅から京王線(各駅停車)に乗って芦花公園駅で降りて、歩いてすぐのところでした。 入口のガラス…

エイモス・チュツオーラ『薬草まじない』(岩波文庫)読んでる途中

まだ今読みかけの本なのですが、めちゃくちゃ面白いです、このエイモス・チュツオーラ『薬草まじない』(土屋哲訳/岩波文庫)。 タイトルから来るフィーリングで手に取った本です。 僕にとっての初めてのアフリカ文学なのですが、ちょっとハマりそうです。…

ブランドン・コールマン『セルフ・トート』

完全に“ジャケ買い”したアルバムです。ブランドン・コールマン『セルフ・トート』。 アナログシンセに囲まれて、素敵な笑顔で弾いている……このジャケットだけで買おうと思いました。実際に聴いてみて……ジャズというのかな、ソウルというのかな、いろいろ詰ま…

Daughter - "Shallows" (Live @ Air Studios)

YouTubeを観ていて気になったのでメモ。 UKロックバンド・DaughterがAir Studiosで演奏を行った「Shallows」という曲の動画です。僕は、こういう憂いのあるような女声とエレキギターが絡む感じが好きなのですが、それはともかく。 この曲の途中で、グロッケ…

花澤香菜「透明な女の子」を聴いて

僕にとって2015年は、花澤香菜さんの歌声を聞き、そして研究対象として考える……という1年でした。 いやあ、充実していました!ご縁があって、日本武道館での公演を鑑賞し、名古屋公演も鑑賞し、歌声をライブで楽しむことができてよかったです。 そして、研…

三浦綾子『氷点』上下巻(角川文庫)を読んで

最近読んだ本について。三浦綾子『氷点』上下巻(角川文庫)についての感想です。新年度の3年ゼミに入ってくる学生の1人が、三浦綾子の『氷点』にすごく心を揺さぶられたと言っていたので、改めて読み直してみようと思い、手に取りました。しかし、実際に…

Underworldの新譜を楽しみに

かなり久々のブログの更新です。この間、論文も書いたり、読書もしたり、音楽も聴いたり……と、いろんなことをしてきてはいるのですが、自分の言葉でそれらの経験を整理していくということをしないと、ただ漫然と時間ばかりが過ぎていくような気がして。 だか…