模擬授業を聞いて

昨日(7日)は、先週に引き続き、教育実習を行う予定の4年生による「模擬授業」を聞いてきました。いわゆる教育実習生への事前指導です。

僕自身は(非常勤講師時代を入れると)11年間、高校の教壇に立って国語を教えてきました。11年もやっていると、何を教えればいいかというポイントさえ押さえていれば、雑談を入れることも自在にできるようになっていったし、ハッタリをかますことも多少できるようになっていきました。
...でも、教壇に立つという経験をほとんどしたことのない学生さんたちは、模擬授業とは言えやっぱり緊張してしまい、自分の思っていたとおりのことができないみたいです。また、指導書に縛られてしまい、何やら窮屈そうに授業をしているような印象を受けました。僕なんて現役の高校教師時代は、指導書記載の授業計画案なんてほとんど無視してたんだけどね...。

でも、教育実習という経験を大切にしようとまじめに取り組んでいる学生さんたちを見て、うまくいってほしいなあと思いました。
教育実習って、絶対大変に決まっているんだけど、絶対しんどいに決まっているんだけど、そんな中でも楽しいと思えるところがあるはずだから、そういう瞬間を少しでもたくさん掴んできてほしいな、と思います。