授業が終わった

今日は、先月に休講にした授業(「近代日本文学読解」という科目)の補講をしたんですが、この授業が終わったことで、授業準備の必要な2011年度の授業は終わったことになります。
(あとは来年度に向けての説明を行う3年ゼミがあるけれど)

何のストックも無いまま、この1年、大学での授業をやり続けました。ようやく終了です。
生活が激変し(特に子どもが増えたことが大きかった)、授業準備に割ける時間が少ない中で、自分としてもよく頑張ってきたと思います。
授業の内外で学生からいろんなコメントをもらったりして、それで励まされたりしながらの1年でした。
もちろん、僕を盛り立ててくれた妻にも感謝です。

まだまだレポートの採点とかがあるけれど、少し落ちついた気持ちでこれからの日々が過ごせそうです。
でもどうせ、すぐに2012年度は始まってしまうんだろうなあ……。

明日は出張講義で、岐阜県立H高校に行きます。だから、まだまだ仕事はあるんですけどね。

ところで。
授業での話の内容に関連して、

平沢進「音楽と放射能
(『現代思想』臨時増刊「緊急復刊imago 総特集 東日本大震災と〈こころ〉のゆくえ」
2011年9月号)

を幾つかの授業で取り上げました。
その流れで、平沢の楽曲も幾つか紹介しました。
平沢進氏は無論、僕の心の師匠です。
だから「平沢進氏」ではなく「平沢進師」が正しい。
彼の思考に対して全面的に肯定するというわけではないけれど、でも師は僕に問題を投げかけてくれる。そのことが僕には嬉しいのです。

フィクションとかファンタジーとか、そういうものと現実との葛藤ということについて考える上で、参照したかったので、授業で言及してみました。
来年度もまたどこかの授業で、平沢師の楽曲や思考に触れる機会を設けられたら、と思っています。


あとそれから、幾つかの授業で、僕が作った初音ミクの楽曲を披露しました。
概ね好評でよかったです。