絆は呪い(じゃない) 〜高屋奈月『フルーツバスケット』を考える〜

また、ブログを書かない日々が続いてしまった。
こういうものって、「書くぞ」という意志がないと、とても書けないものですね……。
僕はツイッターとかFaceBookとかのSNSをやっていないけれど、ああいうものも意志が必要なのかな。
毎日のようにネットには繋がっているけれど、意志もなく繋がっている、ということなのだろうか。
……よくわからない、です。

しかし、ブログを書いていなかったとは言え、何もしてなかったわけではもちろんありません。

学部内で立ち上げた、アニメ・マンガ研究支援プロジェクトの第2回シンポジウムを行いました。
……このブログでは全然告知をしていませんでしたね。
高屋奈月さんのあの『フルーツバスケット』をみんなで論じようという、

「絆は呪い(じゃない) 〜高屋奈月フルーツバスケット』を考える〜 」

というものでした。これを、10月5日(金)の5限の時間帯におこなったのです。
パネリストは4年生のHさんとOさん、ディスカッサントに3年生のMさんとIさん、そして司会に僕という体制で、フロアの聴衆の質問や感想を組み込みながら、それぞれの立場から『フルバ』における「絆」について考えていきました。
Mさんを除くと、僕のゼミ生ではない人ばかりで、おそらく僕の不甲斐ない司会ぶりを感じて「あ〜、広瀬ゼミでなくて良かった」と安堵してるかもしれませんが!(自虐的)
でも、お世辞かもしれないけど、「楽しかった」と言ってくれたのでよかったです。
聴衆のみなさんにお願いしたアンケートを見ても、概ね楽しんでもらえたみたいでよかったです。

でも、一つの作品を論じるというテーマでシンポジウムをするのって、面白いけれど、参加する人を選んでしまうという難点はありますね。
『フルバ』って人気作品だし、結構多くの人が読んでいるとは思うけれど、どういう作品や作家を選択すると、みんな参加しやすいのだろうか。

たとえば、「CLAMP祭り」なんてやったら、大変なことになりそうだよな〜。