授業が一巡して

先週の金曜日から始まった、後期の授業。
今日で一巡しました。
どの授業も、初回の準備は結構前もってやってあったわけですが、2回目の授業の準備は、ぜんぜん。
なので、今日からまた、「その日暮らしなサバイバル」が始まるというわけです。
翌日の授業(90分)のために4〜5時間使う、という過酷な毎日です。
毎年同じ内容のことをやるというふうにすれば、もっと楽になるんですが、欲張りなんですね、違うことがやりたくなるんです。

「現代女性文学」(火曜2限)という授業では、昨年度は倉橋由美子桐野夏生を扱いましたが、今年は川上弘美桜庭一樹、そして桐野夏生の別作品を扱います。……あ〜、準備が大変だ。

「日本文学史(近代・現代)」(木曜2限)では、昨年度は「家」「アメリカ」をテーマに各時代の文学作品に触れていきましたが、今年度は「幻想」をテーマにするので、全面変更です。……あ〜、準備が大変だ。

そして今年度だけ担当することになった「テクノロジーと文学」(水曜4限)。……もう、ゼロからのスタートです。……あ〜、準備が大変だ。

体力勝負ですね。頑張ります。

でも、「テクノロジーと文学」は、僕自身も楽しみ。
昨日の授業では、『人類は衰退しました』、『電脳コイル』、『アニマトリックス』の「ビヨンド」を論じました。
本当は『特命戦隊ゴーバスターズ』もやる予定だったんですが、これは来週に回すことにして。
僕としても《深遠な何かを学生に教える》というよりも、《キテレツな僕の発想を学生に提起して、共感してもらうか「先生、それってちがくね?」と言ってもらう》というスタンスで臨みたいなあと思っていて。
とりあえず昨日の授業では学生たちにも面白がってもらえたっぽいのですが、それを来週以降も続けていければな、と思っています。