『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』第2〜3話

アニメ鑑賞Day、最後に観たのは『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』。
『アムネシア』とお別れをした後、『俺修羅』第2〜3話を見ました。
このアニメはラノベが原作なのですが、そちらのほうは読んだことがありません。
なので、アニメから入ります。

制作はA-1 Picturesなのですが、色彩が白っぽいというか、透明感があるというか、独特ですね。

内容的には、鋭太と春咲千和が幼なじみで、家族のような親密感があるんだけど、そこに夏川真涼というモテモテな女子が現れて、鋭太を脅して(!)「見せかけだけの恋人関係」を自分と結ぶように要求してきて、鋭太がしぶしぶそれに応じて、千和が複雑な思いになって……というもの。

いやあ、いわゆるラノベっぽいタイトルで、いかにもな「軽い」内容かなと思ったけど、それなりに胸に引っかかるものがありましたね。

千和は中学時代に大きなケガをして、これまで打ち込んできた剣道を続けることができなくなった、そんなとき、鋭太は千和の苦しみを受け止め、千和のケガを治すことのできる医者になるべく勉強しようと思うようになる。
そして千和は、そんな鋭太の思いに胸を打たれる。
……言うまでもなく、千和は本当は鋭太のことが好きなのです。
だけど鋭太は、千和に彼氏ができることを求めている。
本当に自分に彼氏ができてもいいのか、と問う千和の本心を、鋭太は理解できず、千和が求めていない言葉を鋭太は投げかけてくる。
……もうね、このときの千和の思いを慮ると、こちらの胸も苦しくなるのです。
切ない。
しかも、千和は何事にも真っ直ぐなんですよ。
真っ直ぐすぎて、ギターケースをグルグル回しちゃうんです。
そんな一途な姿がしっかりと描き込まれているから、千和の苦しみが、本当に悲しく感じられるのです。

リトルバスターズ!』観たときもそうだけど、切なくて胸が苦しくなることが、本当に最近、多いのです。

でも、おいおい……っていうところもありましたね。
ジョジョの奇妙な冒険』を知っていないと、モテないらしい。
(夏川真涼・談)