データ化すればどんなに楽だろう……

今日も観ました、『特命戦隊ゴーバスターズ』。
敵(エンター)のデータのバックアップ(具体的には『13番目のカード』)がヒロム(レッドバスターの本体)の身体の内部にあるという衝撃的な先週の結末を受け、今週どうなるかという期待を胸に観ました。

やはりヒロムもそれなりにショックを受け、それでもエンターとの心中をも覚悟して、エンターとの闘いに身を捧げていくわけですが……。

僕としては、陣マサト(ビートバスターの本体)が構想した「ヒロムの体内から13番目のカードをいかに抜きとるか」の方法に、衝撃を受けました。
マサトのアイデアでは、ゴーバスターズが自身の身体のデータ転送を行う際に、本来的ではないノイズ部分(つまり13番目のカードのデータ部分)を削除し、残りのデータでヒロムを再現すればいい、というものでした。
ただ、マサト自身が言うようにこれは「机上の空論」であって、残りのデータで完全にヒロムを再現できるわけではない、ということなのですが……。

人間の身体をデータ化する……そんなことが可能ならば、どんなに楽でしょうね。
だって、「あー、この01001001001110って部分はガン細胞だから、ここんとこ削除よろしく」なんていうふうに治療できちゃいますよね。
……でも、遺伝子とか、人間の身体って、そもそもデータか。
でもでも、デジタル技術によって人間の身体をデジタルデータに還元することができれば、医者は要らないよね。システムエンジニアが、医者になる。
テレポーテーションができるから、鉄道会社とか、要らないね。
でも、みんなが同じ場所で一斉に自身の体をデータ化してテレポーテーションなんかをしちゃった際に、データが交錯して、腕だけ別の人間とか、そういうややこしい事故が生じるかもしれない。

ん……。『特命戦隊ゴーバスターズ』、奥が深い。

でも、もうすぐ終わってしまうんですよね。寂しい。