ヘビーからヘビーへ  胸の苦しさ倍増事件

昨日は1日、ブログを執筆しませんでしたね。
最近ずっと毎日書き続けていたので、たまにはそんな日もあるでしょう。


録りためてあったアニメを観ました。
リトルバスターズ!』第16話「そんな目で見ないで」。

楽しいことが大好きなムードメーカの三枝さん。
いたずらが過ぎたり、校則を破ったりするところもあるけれど、いつも明るくて真っ直ぐな彼女。
しかし風紀委員長の二木は執拗なまでに三枝さんを嫌悪していた。
そんな中、三枝さんが大切にしていた古いベンチを、風紀委員は三枝さんの目の前で破壊する。
そして三枝さんを風紀委員室に連れ込み、人格否定的なレベルまで彼女を追いつめようとする。
三枝さんは反論し、自らの正当性を訴えようとする。
しかし、風紀委員たちの暴力的なまでに人格否定によって、三枝さんの声はかき消されてしまう。
そして三枝さんは激高する。
そんな三枝さんを冷静にさせたのが、リトルバスターズの面々であった。
三枝さんは、みんなに迷惑をかけたことを申し訳なく思っていた。

翌日。校内に、三枝さんを中傷するビラ(父親が犯罪者であること)が貼られていた。
理樹たちリトルバスターズの面々は、それを必死に回収し、三枝さんを見守ろうとする。
三枝さんは今まで自分の過去のことを隠していたことを謝罪し(謝る必要なんてないって理樹は言った)、自分と二木が実は双子であるということを告白する。

……双子。紙の色も顔も(声も)似ているもんね。

前回が女装理樹を取り囲むハチャメチャ女子会&恭介(緑川さん)の興奮!という楽しい回だっただけに、この重さは効きますね……。

西園さんのエピソードは本当に胸が苦しくなりましたが、今回も、胸が苦しくなるかも知れない。

……と思っていたら、早速胸が苦しくなってしまった。
別件で。


リトルバスターズ!』第16話に続いて、同じく録りためてあった『琴浦さん』1〜3話を観たのです。

めちゃくちゃこれまたヘビーじゃないか!

かわいらしくのんびりしたキャラデザだから、安心してたのに!

主役の琴浦さんは言うまでもなく、真鍋君以外のみんな闇を抱えているではないか。

琴浦さんは人の心を読めてしまう能力者。
しかしその能力のため、人との付き合いをうまく構築することができず、どこに行っても居場所がなかった。
そんな中あらわれたのが、真鍋君。
真鍋君は、もう琴浦さんが傷つく必要はないという信念を持ち、琴浦さんを守ろうとする。
まあ、基本的な動機は、琴浦さんのことが大好きであるということと、エロですけどね。
でも琴浦さんからすれば、自分を守る代わりに真鍋君が傷つくということを思い知り、3話にして行方不明に。


真っ直ぐだけど不器用だからコミュニケーションで苦しむ女の子の物語ってのが連続したので、本当に胸が苦しくなってしまった。

琴浦さん』って多分「ラブコメ」なんだろうけれど、そのコメディ要素は、重さ(ウツ的部分)をより重くする方法として用いられているね。

これは来年度のラブコメ文学史で深く掘り下げることになるでしょう。


あと、『琴浦さん』のESP研究会の部長の声が花澤香菜さんで、副部長(背が低くてかわいい)の声が下野紘さんってのもちょっと注目してます。