この夏ふたたび、『魔法少女まどか☆マギカ』について考える!

久々のブログ更新となります。
今まで、こちらのブログに書くようなことが何もなかった、そんな日々を過ごしていました。
140文字程度のことなら書けたのですけどね……。

で、ようやくブログに長々と文章を書くための話題を作ることができました。

自分が参加するイベントの紹介です。

■■■■■■■■■■■■■■■
あいち国際女性映画祭2013
まどか☆マギカ 大討論会
魔法少女は世界を救うか?
〜セカイの運命を少女たちに託すことについてのジェンダー論的考察〜
http://www.aiwff.com/2013/events/madoka-magika.html
登壇者:
斉藤綾子さん(明治学院大学文学部芸術学科教授)
石田美紀さん(新潟大学人文学部准教授)
広瀬正浩(椙山女学園大学専任講師)

2013年9月8日(日)15:00〜
ウィルあいち(名古屋市東区上竪杉町1番地)大会議室
■■■■■■■■■■■■■■■

「ウィルあいち」というのは、公益財団法人・あいち男女共同参画財団の施設で、この財団法人では毎年「あいち国際女性映画祭」を開催し、女性の映画監督の作品や女性の生き方を問題にした映画作品などの上映や座談会、シンポジウムなどを行ったりしています。
昨年は、劇場版『けいおん!』のシンポジウムが行われ、そのときに僕も登壇者として参加しました。
今回は、『魔法少女まどか☆マギカ』での参加、ということになるわけです。


無論、「なぜ広瀬が選ばれたのか?」という問題はあります。
僕よりもはるかに『まどマギ』について詳しい研究者・評論家はいらっしゃるでしょう。
まどマギ』に限らず、「魔法少女」について詳しい方もいっぱいいらっしゃるはずです。
「広瀬なんかより、俺(私)のほうが語るべき言葉を持っているんだ!」と自負されている方々もきっと多くいるでしょう。
そんな方々を差し置いて、僕に期待されていることがあるとすれば、それは……、「そういう方々の個々の考えや思いを、結び合わせ、接続し、あるいは切断して、文脈を作ること」なのかな、と思います。

僕自身、これまであまり大声では言ってきませんでしたが、『まどマギ』によって多くのことを考えさせられ、何よりも心を揺さぶられてきました。
僕にも語りたいことは、たくさんあります。
でもそれ以上に、『まどマギ』について語りたいという人々の思いをいっぱい受けとめてきました。

昨年、3年のゼミで『まどマギ』を取り上げ、ゼミの学生たちとみんなで『まどマギ』について語り合いました。
あるいは講義形式の授業で『まどマギ』を取り上げ、自らの感動を言語化しようとする様々な学生と出会ってもきました。
まどマギ』は、観る人を「語りたいという思い」にさせる、そんなアニメだと思います。

そんなみんなの気持ちやみんなの考えを受けとめつつ、個々に発せられたそれぞれの考えを、接続したり切断したりしながら、文脈を形成していきたい。そのために僕は、登壇者としての自分にとって可能な振る舞いをしていけたら、と思っています。

……まだ、斉藤さんや石田さんとお会いしていないから、お二人はもっと別のことを僕に対して思っているかも知れないですけどね。


当日は、討論会の前に、『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』前後編の上映も行われます。
前編「始まりの物語」が10時から、後編「永遠の物語」が13時からです。
討論会のほうは無料ですが、映画の上映は有料です。
チケット販売は、7月18日より開始です。

10月より上映される新編の予習としても、是非討論会にいらっしゃってください。

このイベントについては、今後もブログで紹介するか、もしくはツイートします。