昨日のゼミ

昨日は、村上春樹「アイロンのある風景」と、川上弘美「神様」「草上の昼食」のゼミ発表がありました。

村上春樹論の発表は、小説の中の言葉をメタファーとして捉え、それぞれが何を意味するかをたどりながら、小説全体の中で意味の整合性を図ろうとするものでした。
まあ、とにかく根気強くやってもらいました。

一方、川上弘美論のほうは、登場人物たちが抱える「居場所のなさ」感を拾いながら、コミュニケーションのあり方について考えるというものでした。
川上作品の分析としては王道っちゃあ王道だけど、結局避けては通れない手続きだよね。

発表を担当してくれた学生さん、お疲れさんでした。

というわけで、これで、学生発表も1週しました。
いよいよ再来週からは2週目に入ります。
各自の今後の課題を見据えた上での発表や、1週目の発表でやり残したことのリベンジになるような発表をしてもらうことになります。
引き続き、頑張ってください。

来週は、僕のプレゼン。アニメ作品を使って、「語り」のいかがわしさについて考えてもらおうかな、と思ってます。
どんな作品かは、こうご期待。