日文協の大会

今日は、日本文学協会の大会が名古屋大学であったので、朝から参加してきました。
僕は近現代文学を専門にしているので、近現代の研究発表を中心に見てきました。

複数会場で同時展開されていましたので、すべての発表を聞いたわけではないのですが、僕が聞いた範囲で言えば、どれも膨大な資料を前に真摯に取り組んだ跡が見られるものばかりで、普段の自分の怠惰を反省すること頻りでした。

あとそれから、学会と言えば、知人との出会いの機会。
久しぶりに高木信さん(たぶん実名出しても大丈夫な人)にお会いできてお話しできたのは、良かった。
ほかにも懇親会場で、2年前に昭和文学会で発表をご一緒させていただいたOさんと長くお話しできたのも、良かった。
それから、帰り間際に、Mさんという若い研究者から、僕が10年ぐらい前に書いた小島信夫抱擁家族」論を誉めていただいた。あんな地味な論文を、読者がいなさそうな論文を、よく見つけてくださいましたね〜。
「あれ読んで感動しました」的なことをMさんから言われてしまったので、思わず「酔ってませんか?」と尋ねてしまったけれど、正直嬉しかったです。また機会があればゆっくりお話ししてみたいです。
でも、そんなMさんの言葉を聞いて思ったのは……、「投瓶通信」じゃんこれって、ということ。