非日常や非現実

昨日はゼミでした。学生による再発表の2日目で、3人の学生による発表がありました。

3人ともそれぞれ別の作品を過去に論じているわけですが、そのうちの2人は奇しくも、非日常や非現実といったことにこだわりをもった発表で、非日常や非現実というものについて自分なりに思考するために、そのための準備をした、という発表だったかと思います。

残る1人は、今日における作者と読者の関係を考えるというものでした。質疑応答の時にも話したけれど、マンガを視野に入れるのであれば、「編集者」といった存在(読者の欲望を解釈する存在)も忘れてはいけないでしょうね。

いずれにしても、3人の後期からの発表に期待したいところです。

僕はといえば、来週からの授業の準備にあくせくしているところです。音楽のデジタル配信について考え、私小説について考え、ライトノベルについて考え、電子書籍について考え……僕の頭の容量はそんなに大きくはないんだが。