バンドの心得

昨日は久々に前任校に行ってきました。
文化祭内企画「音楽祭」に出場することのできるグループを決める「音楽祭オーディション」の審査員を務めてきたのです。
僕自身「音楽経験者」ということで、もう何年も審査員は務めてきました。

まあ、基本はお祭りなんだから、出たいというグループのすべてを出してあげたいんですが、時間の制約もあるし、「誰でも出られる」だとレベルも下がってしまい、来てくれるお客さんにとっても望ましくない、ということでオーディションの実施なのです。

で、個々の審査の中身については、さすがにここに書くことはできないけれど、オーディション全体について僕が感じたことは、

  • バンドは基本はリズムである。ベースとドラムがしっかりしていないと、全体としてまとまった感じが出ない。
  • ギターやドラムは、ただ音を出せばいいというだけじゃなく、どのような音色(おんしょく)を聴かせるかという「音作り」も工夫しないといけない。「音作り」こそがセンスでしょう。
  • 自分以外のバンドメンバーの音を聴きながら演奏をしてほしい。そういうことができるようになるためには、やはり練習あるのみ。

昨日審査委員長をつとめたT君も同じようなことを言ってましたね。

僕は基本的にはコンピュータによる音楽制作だから「バンド活動」ってわけではないけれど、やっぱり「音作り」はこだわるし、リズムは重視しますよね。
自分たちが奏でる音楽に対して、いかに客観的になれるかが、バンド上達の心得だと思いました。