『MUSIC MAGAZINE』2012年3月 特集・岡村靖幸

岡村靖幸のことについては以前もこのブログで取り上げたこともあったが、
高校時代の僕が好きだった(そして今でも好きな)アーチストの一人です。
その靖幸の特集が、雑誌『MUSIC MAGAZINE』で組まれた。

普段僕はこの雑誌を買うことはないのだが、研究する上での資料的価値があるな、と
思ったときには買うことにしている(たとえばPerfume特集のときとか)。
でも今回は、趣味で買った。

もちろん好きなアーティストが特集されているというのは、
もうそれだけで嬉しいことではあるが、
ライターの主観と、僕の主観は、今回も合わなかった。
「今回も」と書いたのは、Perfume特集のときも合わなかったからだ。
どのライターも、自分の主観で、音楽について書いている。
それはそれで、別にいい。否定する気はない。
でも、僕の主観とは、残念ながら合わないんだな。
靖幸は変だよ。たしかに変だよ。
でも、どのように変なのか、という点が微妙に僕の感覚とはズレている。
だから、文章に入り込めない。
どこか自分とは違うのか、ということだけど、
「ズバリここ!」とは言い切れないのが、なんか歯がゆい。
でも、ライターの多くが、歌詞に着目しすぎている。それが自分には合わない。
たしかに歌詞は特徴的なんだけど、メッセージ性もある場合もあるけど、
「この曲はメッセージ性や意味性ではなくて、音と重なったときの分節の仕方や
かもしだす雰囲気がいいよね」という部分まで、歌詞の意味にとらわれているような気がする。
......なんか、無理して書いている感じなんだよね。

ま、いいけど。