田中ロミオ『人類は衰退しました』(小学館ガガガ文庫)

いま大変面白く読んでいます、田中ロミオ人類は衰退しました』。……まだ4巻の途中なんですけどね。
アニメもやっているし、僕の周りの人も話題にしていたので、どんなものなのかと。

2巻まで読んだ時点で、「あ〜、この妖精さんたちって、オタクを象徴しているのかな」と思いました。
僕がそう判断した理由は、

・楽しいことが大好き。楽しければ楽しいほど、みんな集まってくる。
・食事はとらないけど、甘いもの(嗜好品)には目がない。
・幼稚な言葉遣いのようで、言っている内容は絶妙。メタな視点を持っている。
・すごいテクノロジーを有しているけれど、自分たちの楽しみのためのみにそれを用いていて、いわゆる「建設的」な利用をしない。
・ポスト・ヒト。

妖精さん=オタク」みたいなことって、ひょっとしたらもう、ネット界隈で言及されていることかもしれないけれど、僕自身がそうした界隈に疎いので、何となく思いついて書いてみました。

でも、3巻で「電磁波に弱い。浴びると鬱になる」という設定が出てくるんですよね……。

電磁波って話になると、オタクって……どうなのかな?

いずれにせよ、まだまだ途中なので、もう少し読み続けていかねば、です。


……どうでもいいけど、アニメ版の主人公の独り言、あの語り口、ちょっと伝染っちゃいそうです。