2011-01-01から1年間の記事一覧

ブログのデザインを変えた

今までのデザインでは字が小さくて、ちょっと疲れ目なときに辛かった。これで、少しは頻繁に更新できるようになるかも。

そう言えば、昨日のゼミでは

語りの問題を考えてもらいたくて、アニメ映画『千年女優』の一部と『パプリカ』の一部を見てもらいました。それにしても、今敏監督がもうこの世にいないなんて……。ゼミ終了後には、オープンキャンパスで使うゼミ紹介パネルの作成のために、4人の学生さんに…

国際文化フォーラムでの報告

今日は、国際文化フォーラムという学部のイベントに参加。基調報告をする立場として、ボーカロイドについて報告してきました。基調報告:「ボーカロイドの身体 電子の声を聴くこと」これは昨年夏に日本近代文学会東海支部で発表したものを、学部生向けにアレ…

昨日のゼミ

昨日は、村上春樹「アイロンのある風景」と、川上弘美「神様」「草上の昼食」のゼミ発表がありました。村上春樹論の発表は、小説の中の言葉をメタファーとして捉え、それぞれが何を意味するかをたどりながら、小説全体の中で意味の整合性を図ろうとするもの…

F(エフ)8号の千田論文

『F(エフ)』という雑誌をいただきました。これは、東京学芸大学の現代文化研究会が出しているものです。 東京の限られた書店でも売っているようです。その中の、 千田洋幸「キャラクターの実存をめぐって 初音ミク、そして「ミクの日感謝祭」という出来事」…

コンピュータを使った音楽制作実践

僕は、APPLE Logic Pro と ABLETON Live を使って、音楽制作をしています。 今までそれは、ほとんど趣味というか、「自分が聴きたい音楽を自分で作る」目的で行ってきたものでした。ところがこのたび、学科内の企画として、学生による音楽制作の実践をサポー…

そして昨日は……

前任校の先生たちとの飲み会……じゃなくて、研修会。予想通り、楽しかった。自分にとってとても大切な人間関係。これからも大切にさせてください。Si先生というぼくの後輩が、Iというしょーもないジジィの先生に正座させられて、説教を受けたという。許すま…

椙高3年生向けの

今日は、椙高3年生向けの大学説明会でした。雨の中、未来の学生たちがやって来てくれました。高校生を前に、いつものように自分を「オタク」だと自己紹介してしまう、あいかわらずの僕。2週間後にボーカロイド関係でシンポをすることになっているので、つ…

昨日のゼミ

昨日はゼミでした。川上弘美「星の光は昔の光」と村上春樹「かえるくん、東京を救う」についての、2名の学生による発表。「えび男くん」を「異形」とするのは、確かに変です。でも、彼が大人と子どもの境界上にある存在、と捉えれば、他の短編に出てくる「…

斎藤環『キャラクター精神分析』(2011年、筑摩書房)

ぼくが尊敬している研究者・Nさんは、ブログで、自身が読んだ本の紹介・批評をなさっています。 それのマネではないが、自分がとある本をどう読み、どう感じたか(考えたか)を記録しておくことは、後の自分にとっても良いことのように感じます。 ぼくはかな…

ぼーっとしてたら

ブログの更新を忘れていた。ここのところ、地鎮祭とか子どものお宮参りとか、家族がらみの行事が目白押しで、土日が結構つぶれていたりして、自分の日常を振り返る機会を逸していました。先週金曜日のゼミは、太宰治の「親友交歓」と「ヴィヨンの妻」の発表…

ETVの細野さん特集を見て考えて

そう言えば、この前の日曜日の夜に、ETVの特集で細野晴臣さんを取り上げていました。そして、それを見て色々と感じたことを思い出しました。 いま我が家には録画機能を持つ機械がないので、TVを見ることは“一回性”の出来事なのです。だから、割と集中して…

コミュニケーションの物語

金曜日のゼミは、村上春樹「神の子どもたちはみな踊る」と太宰治「トカトントン」について、二人の学生がそれぞれ発表してくれました。2作品の共通点を強引に指摘するとなると、それは「コミュニケーションの物語」ということになるかもしれない。「神の〜…

歓送迎会(僕にとっては送別会)

先週の金曜日は、前任校の国語科の歓送迎会でした。僕にとっては送別会になります。詳しいことはここには書けない(書けやしない)けれど、いつも同様、本当にスリルのある会でした。 久々に旧交を温めることができて楽しかったし、いい仲間たちに囲まれてい…

自分なりの物語を

先ほど、ゼミが終わりました。今日は村上春樹「蜂蜜パイ」と川上弘美「夏休み」についての発表でした。 寓話的要素の強い両作品を、発表担当の学生さんは自分なりの解釈(物語)で描きだしてくれました。 それらの物語をより客観的(恣意的じゃないという意…

教職関係の講演会

今日(土曜日)は、教育実習に向かおうとする4年生を対象とした、教職関係の講演会がありました。講師を務めてくれたのは、現在専任教員として頑張っている卒業生や、昨年教育実習を経験した卒業生でした。みんな、大変だったことや工夫したこと、そしてや…

昨日のゼミ

昨日(金曜日)のゼミでは、太宰治「桜桃」と川上弘美「離さない」の発表でした。学生によるゼミ発表はこれがスタートだったので、担当してくれた2人の学生さんは手本とする学生発表がないまま発表してくれたので、手探りだったでしょう。「桜桃」を発表し…

「ネタ」について

今日は非常勤先で、「メタ」とか「ネタ」とか「ベタ」とかの話をしました。 説明後、学生に、身近な出来事の中で「ネタ」として行われていることについて挙げてみて、というお題を出したんだけど、…僕の説明が悪かったのかもしれないけれど、それはちょっと…

マンダラートを見ながら

先々週の学部1年向けのゼミの時間に学生に書いてもらった、「マンダラート」(のようなもの)を眺めながら、それにコメントをつける作業をしてました。いま終了。マンダラートを通じて、みんなが自らの思考の傾向をうまく掴まえながら、アニメや小説などを…

capsule 聞きながら

いま、cupsuleの過去のアルバムをとりあえず聴きまくっている最中。真夜中、椅子に座って体をほとんど動かすことなく(目と指はしきりに動いてるけど)。ダンスミュージックをクラブで体を揺すりながら聴く、のではなく、ほとんど体を動かさずに聴いたとき、…

模擬授業を聞いて

昨日(7日)は、先週に引き続き、教育実習を行う予定の4年生による「模擬授業」を聞いてきました。いわゆる教育実習生への事前指導です。僕自身は(非常勤講師時代を入れると)11年間、高校の教壇に立って国語を教えてきました。11年もやっていると、何を…

「花野」論は終わった

とりあえず、ゼミでの自分の「モデル発表」は終わった。 あとは学生のみんなに研究発表をしてもらうことに。自分自身としては今回の発表は消化不良なんだけど(ひねくれた論理だったと思う)、初出にあたることの大切さや、先行研究を検討することの難しさを…

まだまだ「花野」論

今日は徹夜になりそう。まだまだ「花野」論が終わらないのです。本文の中だけで身体論を展開するには、ちょっと情報量が少ないかな。 ムリヤリ論を展開すると、「花野」を利用しようとしている部分が出過ぎてしまう。 電気が出てくるわけにはいかないから、…

川上弘美の「花野」は…

いま、金曜日のゼミで学生のみんなに「モデル」を示すための発表の準備をしているところ。 川上弘美の「花野」(中公文庫『神様』所収)について発表します。 先行論(あんまり集めていない)を眺めてみると、非実体的な存在との関係そのものが描かれている……

本日より開設

今日からブログを始めます。5月3日は朝から、前に務めていた学校の「弁論大会」の審査員をしてきました。 若い弁士の弁論を聴いて、やっぱ「発信する」って大事だな、と。僕も何か、自分の研究していること(日本近現代文学とか音楽文化とか)について発信…